30代サラリーマンの気まぐれブログ

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原価率60%の飲食店『俺のイタリアン、俺のフレンチ』読書感想文

みなさんこんにちは!

 

突然ですが、こちらのお店に行ったことありますか?

 

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俺のイタリアン

次に問題です。

この俺のシリーズの創業者はブックオフの創業者というのは知っていましたか?

僕は全然知りませんでした。

全く異なる異業種で成功を収めている坂本さんという人が気になり、今回はこちらの本を手に取りました。

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

 

 

まず、第一にビジネスで勝つうえで重要な点は以下の2点であると言っています。

1.競争優位性があること

2.参入障壁が高いこと

 

彼の師として心酔されてるのが、稲森和夫です。

京セラ・KDDI創始者で、JALを立て直すなど経営の神様として活躍されており、起業家のための経営塾『稲和塾』なるものを運営している方です。 

京セラフィロソフィ

京セラフィロソフィ

 

数冊僕も稲盛和夫の本を読みましたが、仕事とは何のためにあるかを考えさせられました。 

 

話は戻って、坂本さんは最初、ブックオフを引退後、ハワイで優雅に暮らす予定だったそうです。

しかし、稲盛和夫JALの再建の手伝いをすることに感化されて、新たな事業を始めたのが『俺のシリーズ』です。

 

この店舗を始めたきっかけは、経済に影響されず繁盛する業態を掛け合わせています。

それは、『立ち飲み居酒屋』と『ミシュラン付きのお店』です。

 

そこで、回転数をあげることを前提で原価率を60%で設定しています。

 

原価率60%の飲食業なんて聞いたことがないので驚きました。

 

店づくりのコンセプトは、以下の点に絞ったそうです。

・女性にも来てもらい清潔感のある店づくりをする

・一流料理人に来てもらえるよう、料理人に裁量権をもたす

・オープンキッチンで、お客さんとの距離を近くする

 

ビジネスの成功の秘訣は差別化をいくつ作れるか?もポイントであると述べています。今回での差別化は以下の点でした。

・原価率が高い(60%)

・優秀な料理人による一級品の料理

・価格を大衆が手の届く価格に抑える

 

この本には、ほかに起業した失敗談も書かれており、

失敗から学べることが多いことが分かります。

(著者の坂本さんは、事業としては2勝10敗だそうです。)

 

ブックオフについても書かれています。

フランチャイズ契約をしても、利他の心をもって行われたからこそ成功したのでしょう。

(最近、巷で言われているコンビニフランチャイズはえらい違いです・・・)

 

あとは、熱のこもった社員のスピーチも載せられています。

是非一度お店に足を運んでみたいと思いました。

俺のフレンチ 梅田

食べログ 俺のフレンチ 梅田

 

 

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

 

 

興味ある方は是非読んでみてください。

型破りな手法ではありますが、ビジネスとして必要なことも多く書かれています。

 

以上