30代サラリーマンの気まぐれブログ

ブログ名の通りきまぐれです。

『苦しかったときの話をしようか』森岡毅

今回の本は、『苦しかったときの話をしようか』森岡毅です。
サブタイトルは、 『ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』
名の通り、これから就活を行う娘に宛てた手紙のような書籍です。
 
キャリアに悩む全ての人に役立つ本質的な書籍であり、自己分析の必要性を理解するため、高校生あたりで読んでもいい本です。
 

 

今回は、以下のような構成で書籍紹介をしていきたいと思います

1.目次構成

2.気になる(響いた)ワード

3.感想

 

個人的に、目次構成をみればこの本の内容が大体わかると思っています。

大枠(目次)がわかれば、話の流れもイメージしやすいです。

(作者も、目次構成には力を入れているはず!!)

 

 

目次構成

はじめに 残酷な世界の希望とは何か?
第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ

・やりたいことがわからないのはなぜか?

・「経験がないのに考えても仕方ない」は間違い!

・君の宝物は何だろう?

・会社と結婚するな。職能と結婚せよ

・大丈夫、不正解以外はみんな正解!

第2章 学校では教えてくれない世界の秘密

・そもそも人間は平等ではない

・資本主義の本質は何か?

・君の年収を決める法則

・持たない人が、持てるようになるには?

・会社の将来性を見極めるコツ

第3章 自分の強みをどう知るか

・まずは「目的」を立てよう

・君の強みはどうやって見つけるのか?

・ナスビは立派なナスビになろう!

第4章 自分をマーケティングせよ!

・面接で緊張しなくなる魔法

・「MyBrand」を設計する4つのポイント

・キャリアとは、自分をマーケティングする旅である

第5章 苦しかったときの話をしようか

・劣等感に襲われるとき

・自分が信じられないものを、人に信じさせるとき

・無価値だと追い詰められるとき

第6章 自分の”弱さ”とどう向き合うか?

・「不安」と向き合うには?

・「弱点」と向き合うには?

・行動を変えたいときのコツ

・未来の君へ

おわりに あなたはもっと高く飛べる!

 

 

 

 気になる(響いた)ワード

*特に響いたワードは文字に色付け等しています!

 

多様な生き方ができる時代だからこそ悩む

自分の軸がないから悩む

軸とは必要な視点を集約すること

 

オンリーワンであることは、ある文脈においてはナンバーワンを指す!

履き違えてはいけない!!

 

スキル(職能)こそが、相対的に最も維持可能な個人財産である!

AIの時代こそ職能が重要になる!

なぜなら、職能がないサボリーマンを合理化するから

 

自分にとって決定的に向いていない仕事以外は全て正解である

向いていない仕事とは、自分の特徴が裏目にでて、情熱がわいてこない仕事である。

自己分析不足により起こること!

 

世の中は不平等で、知力が限界知らずの可能性を秘めている。 

資本主義では欲がエネルギーになる

言うまでもなく、資本家に有利な制度で社会は整備されている。

 

人生とは、まだ知らない面白いことを求めて、自分の世界を広げていく旅のようなもの

  

自分の強みを早くに理解してひたすら努力する。

人の特徴は、T(考える力)、C(伝える力)、L(変化を起こす力)の3つに分割される。自分の特徴を理解して職能を選ぼう!

 

無力なサラリーマンである以上は「後ろ向きな仕事」は避けられない

結果を出さないと誰も守れない

迷ったときは厳しいほうを取れ!

大切なことは自分の強みで戦うしかないことと、自分の強みを知っておくこと

 

不安なのは君が挑戦している証拠だ。

最も大切なのは目的の方向に向かって絶えず成長し続けることである。

 

行動変化には時間がかかる

時間がかかることを織り込んで、変わる努力を継続すること

”キャリア”に対する個の覚醒が必要

 

「この世界は残酷だ。しかし、それでも君は確かに、自分で選ぶことができる!」 

 

 

感想

バシバシ心に刺さる本でした。

特に、AI時代だからこそ職能であるという言葉には重みがありました。

作者の苦労したPG時代の苦労話も、なかなか激しい内容でした。

資本主義社会である以上、スキル等の何か資本をもたないと生き残れない世の中であるのに、日本ではそんなこと誰も教えてくれません。

歩みを止めたら、終わります。

ただ、成果が出るには時間がかかるということを認識して、自分の強みを理解し、職能を挙げていきたいと感じました。

特に就職してから感じるのが、業界・会社規模によって給料はほぼ決まっているということです。これは自分の就活の甘さでした。安易に選ぶものではないですね・・・。

 

以上